東京株式(大引け)=618円高、半導体関連など中心に買い戻し加速


 22日の東京株式市場は主力株中心にリスク選好の地合いとなり、日経平均株価は終値で600円を超える大幅高を演じた。

 大引けの日経平均株価は前営業日比618円27銭高の3万9646円25銭と3日続伸。プライム市場の売買高概算は17億5590万株、売買代金概算は4兆7106億円。値上がり銘柄数は1046、対して値下がり銘柄数は514、変わらずは82銘柄だった。

 きょうの東京市場は時価総額上位の大型株中心に買いが集まった。前日の米国株市場でNYダウが500ドルを超える上昇をみせたほか、半導体関連株が買われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が5日続伸し今年の高値を更新した。これを受けて東京市場でも半導体セクター中心に投資資金が流れ込んだ。トランプ米大統領が米国で巨額のAI開発投資を発表しており、ソフトバンクGが米オープンAIや米オラクル<ORCL>などと協業で投資を行うことが明らかとなり、AI用半導体や光ファイバー関連銘柄に大きく上値を伸ばす銘柄が相次ぐ状況。今週末に日銀金融政策決定会合の結果発表を控えるなかも、マーケットは0.25%の追加利上げを既に織り込んだ状況にあり、後場に入っても買いの勢いは衰えなかった。もっとも、日経平均は先物主導の上昇で、値上がり銘柄数は全体の6割強にとどまっている。

 個別では、前日に続き断トツの売買代金をこなしたディスコ<6146.T>が大幅高に買われ、フジクラ<5803.T>も大商いで15%近い急騰、ソフトバンクグループ<9984.T>も活況高となった。アドバンテスト<6857.T>も高い。フジ・メディア・ホールディングス<4676.T>が値を上げ、任天堂<7974.T>も上昇した。力の源ホールディングス<3561.T>が値上がり率トップに買われたほか、古河電気工業<5801.T>の上げ足も目立つ。TOWA<6315.T>も大きく水準を切り上げた。

 半面、IHI<7013.T>が売りに押され、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>などメガバンクが冴えない。商船三井<9104.T>も値を下げた。伊藤忠商事<8001.T>が安く、INPEX<1605.T>も下値を探る展開に。FPパートナー<7388.T>が値下がり率トップに売り込まれ、ウエルシアホールディングス<3141.T>、U-NEXT HOLDINGS<9418.T>なども下落した。

出所:MINKABU PRESS


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