22日の株式相場見通し=3日続伸、米株高を引き継ぎ上値指向続く


 22日の東京株式市場は主力株を中心に買い戻しの流れが継続し、日経平均株価は3日続伸となる可能性が高い。3万9000円台前半から半ばを指向する強調展開が想定される。前日の欧州株市場は高安まちまちながらドイツの主要株価指数であるDAXやフランスのCAC40、英国のFTSE100などは揃って上昇、DAXとFTSE100についてはいずれも連日で史上最高値を更新している。トランプ米大統領が就任初日に関税引き上げなどの政策を発動しなかったことで、欧州市場でも過度な不安心理が修正され株高を後押しした。また、キング牧師記念日の祝日を挟み3連休明けとなった米国株市場でも強気相場が継続し、NYダウが500ドルを超える大幅な上昇を示したほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も上値追いを続けた。米長期金利が4.5%台半ばまで水準を切り下げており、株式の相対的な割高感が緩和された。また、トランプ米大統領が米国のAIインフラに巨額の資金を投下する方針を発表すると米メディアが報じ、AI関連株の一角に買いが向かった。エヌビディア<NVDA>をはじめ半導体セクターにも投資資金が流入し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は5日続伸と上昇基調を強めている。東京市場でも米株高の流れを引き継いでリスクオンの地合いが続きそうだ。米株市場同様に半導体関連への買いが全体相場を牽引するかが注目される。一方、今週末24日に日銀金融政策決定会合の結果発表を控えており、買い一巡後はこの内容を見極めたいとのムードが上値を押さえるケースも考えられる。

 21日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比537ドル98セント高の4万4025ドル81セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同126.580ポイント高の1万9756.779だった。

 日程面では、マレーシア中銀の政策金利発表、12月の米景気先行指標総合指数、米20年物国債の入札など。

出所:MINKABU PRESS


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