午後:債券サマリー 先物は続落、長期金利1.205%に上昇


 23日の債券市場で、先物中心限月3月限は続落。日銀会合の結果発表を24日に控えて買いが手控えられたほか、米金利の先高観が強いことや株高も重荷となった。

 市場では日銀が23~24日に開く金融政策決定会合で、追加利上げに踏み切るとの見方が多い。相場にはほぼ織り込まれているとみられるが、声明文や経済・物価情勢の展望(展望リポート)などを見極めるまでは積極的には動きにくく、会合後に行われる植田和男総裁のタカ派的な会見を警戒するムードも一部で感じられた。また、トランプ米大統領の関税政策などへの不透明感が強く、関税が強化されればインフレ圧力が高まるとの警戒感から22日の米長期金利が上昇したことも国内債に影響した。この日は財務省による流動性供給入札が実施されたが、応札倍率が3.86倍(前回は3.91倍)にとどまったことから相場を押し上げる材料には至らず。午後に入って日経平均株価が上げ幅を広げると投資家のリスク選好姿勢が強まり、債券先物は午後2時10分すぎに140円91銭をつける場面があった。

 先物3月限の終値は、前日比9銭安の140円93銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.010%上昇の1.205%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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