東京株式(大引け)=312円高、米株高引き継ぎ一時4万円台を回復


 23日の東京株式市場は主力株にリスク選好の流れで日経平均は上値追いを継続。一時4万円台を回復したが、引け際に軟化し3万9900円台で着地した。

 大引けの日経平均株価は前営業日比312円62銭高の3万9958円87銭と4日続伸。プライム市場の売買高概算は18億7279万株、売買代金概算は4兆6322億円。値上がり銘柄数は639、対して値下がり銘柄数は936、変わらずは68銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の米国株市場で半導体関連やAI関連などハイテク株中心に買われたことを受け、大型株中心に投資資金の流入が続いた。米株市場ではナスダック総合株価指数が2万の大台を回復したほか、機関投資家が重視するS&P500指数は一時最高値を上回る場面があり、これは東京市場でも追い風となった。国内ではあすに日銀金融政策決定会合の結果発表を控えるが、マーケットはおおむね0.25%の追加利上げを織り込んでおり、売買代金も前日に続き高水準だった。もっとも大型株への物色が中心で、中小型株は目先筋の利益確定の売りで軟調に推移する銘柄も少なくなかった。日経平均は4万円近辺で強調展開を続けたが、個別株ベースでは値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を300近くも上回った。

 個別では、売買代金2位のフジクラ<5803.T>、同3位のソフトバンクグループ<9984.T>がいずれも活況高となったほか、三菱重工業<7011.T>が物色人気となり、IHI<7013.T>なども上昇した。任天堂<7974.T>が買いを集めファーストリテイリング<9983.T>も堅調。サンリオ<8136.T>も上値指向を鮮明とした。TOWA<6315.T>が値上がり率首位となり、ハイデイ日高<7611.T>、インフォマート<2492.T>が大幅高、東京計器<7721.T>も値を飛ばした。力の源ホールディングス<3561.T>、タムラ製作所<6768.T>などの上げ足も目立つ。

 半面、きょうも断トツの売買代金をこなしたディスコ<6146.T>だが、株価は利益確定売りに押された。レーザーテック<6920.T>も軟調。ローツェ<6323.T>も安い。フジ・メディア・ホールディングス<4676.T>は大幅安となった。第一三共<4568.T>、安川電機<6506.T>などが売りに押され、日野自動車<7205.T>も大きく利食われた。このほか、テラスカイ<3915.T>、霞ヶ関キャピタル<3498.T>の下げも大きかった。

出所:MINKABU PRESS


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