米外為市場サマリー:低調な米経済指標を受け一時155円50銭台に軟化


 24日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=156円00銭前後と前日に比べて5銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=163円68銭前後と同1円15銭程度のユーロ高・円安だった。

 この日の東京市場では日銀金融政策決定会合後に一時154円80銭台まで円高・ドル安が進んだが、植田和男総裁が夕方の記者会見で「利上げのペースやタイミングは経済・金融情勢次第で予断は持っていない」などと述べたことから日銀は利上げを急いでいるわけではないとの見方が広がり、欧州市場に入ると買い戻しで156円50銭まで上伸する場面があった。ただ、ニューヨーク市場では米S&Pグローバルが発表した1月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値で総合指数が低下したことや、ミシガン大学が発表した1月の米消費者態度指数・確報値が速報値から下方修正されたことから再び軟化。また、トランプ米大統領が中国の習近平国家主席との先週の電話会談について「友好的だった」と発言し、関税が強化されればインフレ圧力が高まるとの警戒感が和らいだこともドルの重荷となり一時155円50銭台に下押した。一方、1月のユーロ圏PMI速報値が5カ月ぶりの高水準となったことなどを手掛かりにユーロが買われた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0497ドル前後と前日に比べて0.0080ドル強のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS


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