米外為市場サマリー:リスク回避の動きから欧州市場では一時153円70銭台に軟化


 27日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円51銭前後と前週末に比べて1円50銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=162円12銭前後と同1円55銭程度のユーロ安・円高だった。

 中国の新興企業であるDeepSeek(ディープシーク)が開発した人工知能(AI)モデルに市場が動揺している。米ハイテク企業の優位が揺らぎかねないとの警戒感が広がるなか、時間外取引で米株価指数先物が下落したことから投資家のリスク回避姿勢が強まった。低リスク通貨とされる円が選好され、ドル円相場は欧州市場で一時153円72銭と昨年12月中旬以来のドル安・円高水準をつけた。ニューヨーク市場では下げ渋る動きとなったが、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の大幅下落が重荷となり戻りは限定的だった。なお、この日に米商務省が発表した24年12月の新築住宅販売件数は前月比3.6%増の69万8000戸だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0492ドル前後と前週末に比べて0.0005ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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