午前:債券サマリー 先物は続伸、米債券高の流れを引き継ぐ


 28日の債券市場で、先物中心限月3月限は続伸。米ハイテク株安を受けて投資家のリスク回避姿勢が強まり、27日の米長期債相場が上昇(金利は低下)した流れを引き継いだ。

 ただ、債券先物は寄り付き直後に141円26銭まで上伸したあとは伸び悩み。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が「トランプ米大統領が財務長官に指名したスコット・ベッセント氏が、米国への輸入品に一律で2.5%の関税を課し、毎月同じ率で段階的に引き上げる案を推進している」と報じたほか、米ブルームバーグ通信が「トランプ米大統領は27日、外国製半導体チップや医薬品に近く関税を適用する方針を表明した」と伝え、関税でインフレが再燃するとの見方から時間外取引で米長期金利が上昇していることが重荷となった。なお、日銀は「残存期間1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同10年超25年以下」を対象とする国債買いオペを通知している。

 午前11時の先物3月限の終値は、前日比20銭高の141円09銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.015%低下の1.200%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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