午後:債券サマリー 先物は小反落、長期金利は横ばいの1.190%


 29日の債券市場で、先物中心限月3月限は小反落した。米国時間29日まで開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を見極めたいとの姿勢が強く、見送りムードが優勢となるなか、方向感を欠く展開となった。

 前日の米国市場で長期債相場は横ばい圏となり、長期金利は4.53%で取引を終えた。外部環境に手掛かり材料が乏しいなか、円債に対しては持ち高調整目的の売りが出た。一方、日本時間29日の時間外取引において、米長期金利にはやや低下圧力(価格に上昇圧力)が掛かり、円債相場をサポートした。日本の財務省が実施した5年クライメート・トランジション(CT)国債入札は、応募者利回り(最高落札利回り)は0.888%となった。また、応札倍率は3.19倍だった。弱めの結果と受け止められたが、円債相場の反応は限られた。先物は午前中に一時141円09銭まで下落した後、下げ幅を縮小した。

 先物3月限は前営業日比3銭安の141円15銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は横ばいの1.190%で推移している。


出所:MINKABU PRESS


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