29日の米株式市場の概況、NYダウ3日ぶり反落 利下げペース鈍化懸念が重荷


 29日の米株式市場で、NYダウは前日比136.83ドル安の4万4713.52ドルと3日ぶりに反落した。米連邦準備制度理事会(FRB)は市場の大方の予想通り、この日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを見送った。声明文から今後の利下げペースが鈍化する可能性を意識した投資家の売りが全体相場の重荷となったが、パウエル議長の記者会見での発言内容を踏まえて、引けにかけてNYダウは下げ幅を縮める展開だった。米政権がエヌビディア<NVDA>に対し、中国向け販売規制を検討していると報じられ、同社株は売り直された。

 ボーイング<BA>とホーム・デポ<HD>が値を下げ、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が軟調推移。レンディングクラブ<LC>が大幅安となった。半面、ナイキ<NKE>が買われ、ウォルト・ディズニー<DIS>とキャタピラー<CAT>がしっかり。レディット<RDDT>が高い。

 ナスダック総合株価指数は101.263ポイント安の1万9632.323と反落した。テスラ<TSLA>やマイクロソフト<MSFT>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>が冴えない展開。モデルナ<MRNA>が急落した。一方、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が上伸。ヘンリー・シャイン<HSIC>とトランプ・メディア&テクノロジー・グループ<DJT>が水準を切り上げたほか、スターバックス<SBUX>とF5<FFIV>、ネクストラッカー<NXT>が急伸した。

出所:MINKABU PRESS


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