NECが急反発、25年3月期業績予想の上方修正と1株から5株への株式分割を好感


 NEC<6701.T>が急反発し昨年来高値を更新している。30日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を3兆3700億円から3兆4100億円(前期比1.9%減)へ、営業利益からM&A関連費用や構造改革関連費用など一過性損益を除いたNon-GAAP営業利益を2550億円から2800億円(同23.0%増)へ、同純利益を1650億円から1820億円(同2.3%増)へ上方修正したことが好感されている。

 第3四半期までの業績で、自治体標準化の需要を取り込みガバメントクラウド運用支援サービスの受注が堅調な国内ITサービスや、防衛費増額を背景にした航空宇宙分野を中心に想定以上の進捗となっていることが要因。また、海外におけるデジタル・ガバメント/デジタル・ファイナンス(DGDF)が順調に推移していることも織り込んだ。

 同時に発表した第3四半期累計(24年4~12月)決算は、売上高2兆3218億円(前年同期比3.0%減)、営業利益1261億6600万円(同80.7%増)、純利益715億5400万円(同2.1倍)となった。

 また、3月31日を基準日として1株を5株に株式分割すると発表しており、これも好材料視されている。投資単位当たりの金額を引き下げることで株式の流動性を高めるとともに、投資家層の更なる拡大を図ることが目的としている。

出所:MINKABU PRESS


本画面にて提供する情報について
本画面に掲載されている情報については、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドが配信業者です。
本サービスに関する著作権その他一切の知的財産権は、著作権を有する第三者に帰属します。情報についての、蓄積・編集加工・二次利用(第三者への提供等)・情報を閲覧している端末機以外への転載を禁じます。
提供する情報の内容に関しては万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切責任を負いかねます。
本サービスは、配信情報が適正である事を保証するものではありません。また、お客様は、本サービスを自らの判断と責任において利用するものとし、お客様もしくは第三者が本サービスに関する情報に基づいて判断された行動の結果、お客様または第三者が損害を被ることがあっても、各情報提供元に対して何ら請求、また苦情の申立てを行わないものとし、各情報提供元は一切の賠償の責を負わないものとします。
本サービスは予告なしに変更、停止または終了されることがあります。

本サービスを提供するのは金融商品取引業者である内藤証券株式会社 (加入協会:日本証券業協会 (一社)第二種金融商品取引業協会)(登録番号:近畿財務局長(金商)第24号)です。