外為サマリー:一時154円80銭台に上伸、時間外の米金利上昇が支援材料


 31日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=154円72銭前後と前日の午後5時時点に比べて20銭程度のドル高・円安となっている。

 米商務省が30日公表した24年10~12月期の米国内総生産(GDP)速報値が前期比年率2.3%増と7~9月期の3.1%から減速したことで、米経済の鈍化を懸念したドル売り・円買いが先行した。加えて、この日の朝方に総務省が発表した1月の東京都区部の消費者物価指数で、変動の大きい生鮮食品を除く総合が前年同月比2.5%上昇と3カ月連続で伸び率が拡大し、日銀による早期の追加利上げ観測が強まったこともあり、ドル円相場は午前10時30分ごろに153円92銭をつける場面があった。ただ、トランプ米大統領が2月1日にカナダとメキシコからの輸入品に25%の関税措置を発動すると30日に表明していることを背景に、時間外取引で米長期金利が上昇したことがドルの支援材料。関税強化による米インフレ再燃が意識されやすく、午後2時40分ごろには154円87銭まで上伸した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0388ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0040ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=160円73銭前後と同40銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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