米外為市場サマリー:米GDP減速を受け一時153円79銭まで軟化


 30日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円29銭前後と前日に比べて90銭強のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=160円32銭前後と同1円45銭程度のユーロ安・円高だった。

 欧州中央銀行(ECB)は30日の理事会で4会合連続となる利下げを決めたが、織り込み済みとしてユーロ買い・ドル売りが優勢になると対円でもドル売りが流入。この日に公表された24年10~12月期の米国内総生産(GDP)速報値が前期比年率2.3%増と7~9月期の3.1%から減速したことも影響し、ドル円相場は一時153円79銭まで下押した。ただ、米GDP速報値の個人消費は同4.2%増と7~9月期の3.7%増から加速しており、米経済は底堅いとの見方が広がるとともにドルは下げ渋り。トランプ米大統領が2月1日にカナダとメキシコからの輸入品に25%の関税措置を発動すると表明したことが伝わると、関税強化による米インフレ再燃が意識され、米長期金利が低下幅を縮小したこともドルの下支えとなった。一方、ユーロは買われる場面があったものの、ラガルドECB総裁が記者会見で利下げ継続を示唆したことなどを背景に軟化した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0391ドル前後と前日に比べて0.0030ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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