<注目銘柄>=ブレインP、AI関連サービスの拡大に期待


 ブレインパッド<3655.T>は昨秋以降の株高で強まった過熱感が、足もとでは和らぎつつある。四半期決算で業績の堅調な伸びが確認できれば、一段と株価水準を切り上げる可能性が高い。

 同社は企業向けのデータ分析サービスなどを展開。国内でのDX投資の活発化やデータ活用需要の拡大が事業の追い風となっている。26年6月期までの3カ年の中期経営計画の期間中は構造改革期と位置付けていたが、前期に利益率の回復が想定よりも早く進んだこともあって、今期については売上高の2ケタ成長の実現を最重要テーマとするなど、攻めの姿勢を鮮明にしている。25年6月期の業績予想はレンジで開示。売上高予想は前期比11.7~13.6%増の118億~120億円、経常利益予想は同3.1~10.5%増の14億~15億円としている。

 各業界のトップ企業と取引関係を構築した実績を持つ同社であるが、伊藤忠商事<8001.T>、りそなホールディングス<8308.T>と資本・業務提携を結んでいる。このうち伊藤忠とは生成AI関連でのサービス研究・開発を推進。りそなHDとは地域金融機関向けのデータ活用サービスの協働開発を展開する。更にブレインPは、AIが自ら状況を理解し判断と行動をする自律型AIエージェントを活用したビジネスプロセスの変革に向けたサービスも強化する方針。成長力への評価が一段と高まる余地は大きく、昨年来高値の1778円を試す展開に期待が膨らむ。(碧)

出所:MINKABU PRESS


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