「下水道」が2位に急浮上、八潮市の道路陥没事故で関心度上昇<注目テーマ>


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 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「下水道」が2位に急浮上している。

 埼玉県八潮市の県道で1月28日午前、道路が陥没してトラックが転落した事故が発生した。その後、付近の道路でも陥没し、更に30日未明には2つの穴の間が崩落し、直径20メートルほどの巨大な穴になったという。埼玉県の発表によると、最初の陥没は下水道管の破損が原因とみられており、このことから株式市場でも「下水道」テーマへの関心が高まっている。

 国土交通省によると、2022年度末における全国の下水道管の総延長は約49万キロメートル。そのうち耐用年数とされる50年を超えるものは全体の約7%だが、10年後は約19%、20年後は約40%と急速に増加することが見込まれている。一方、22年度の道路陥没の発生件数は全国で1万件強あり、うち4分の1が都市部で発生。更にその要因を見ると、下水道設備が原因とされるものが最も多い。自治体は耐用年数が過ぎた下水道管の更新作業に追われるが、多額のコストがネックとなり、十分には進んでいないのが現状だ。

 老朽化した下水道管の更新はいまや待ったなしの課題であることから、国の国土強靱化計画でも下水道施設の老朽化対策を5カ年加速化対策の一つに位置付け、その対策を推進している。今回の事故で改めてその重要性が認識され、各自治体の対策も加速することが期待されている。

 この日の関連銘柄の動きでは、NJS<2325.T>、日本鋳鉄管<5612.T>、荏原実業<6328.T>といった代表的な銘柄だけではなく、建設コンサルタントの日水コン<261A.T>やオリジナル設計<4642.T>、下水道工事に強い太洋基礎工業<1758.T>なども買われている。

出所:MINKABU PRESS


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