東京株式(前引け)=急反落、米関税強化の動き警戒し一時1000円超安


 3日前引けの日経平均株価は前営業日比959円53銭安の3万8612円96銭と急反落。前場のプライム市場の売買高概算は11億9953万株、売買代金概算は2兆7282億円。値上がり銘柄数は186、対して値下がり銘柄数は1426、変わらずは24銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は波乱展開を余儀なくされ、日経平均株価は一時1000円を超える下げで3万9000円台を大きく割り込んだ。トランプ米大統領がメキシコやカナダへ25%の関税をかける大統領令に署名したことで、リスク回避の流れが強まった。米株価指数先物の下げを横目に日経平均も先物主導で大きく水準を切り下げる展開に。前場取引時間中にトランプ氏がメキシコ、カナダ両国と関税について協議すると伝わったことで、妥協点を見つけることへの期待から下げ渋る場面もあったが、前引け時点で900円を超える下げとなった。値下がり銘柄数は全体の87%を占めている。

 個別ではディスコ<6146.T>、アドバンテスト<6857.T>、東京エレクトロン<8035.T>などが下落、トヨタ自動車<7203.T>など自動車株も売られた。キーエンス<6861.T>が大きく水準を切り下げ、ファーストリテイリング<9983.T>も下値を探った。エンプラス<6961.T>が値下がり率トップに売り込まれたほか、ソシオネクスト<6526.T>の下げの大きさも目立つ。半面、売買代金首位となったレーザーテック<6920.T>が高く、フジ・メディア・ホールディングス<4676.T>の上昇も目を引く。富士通<6702.T>もしっかり。住友ファーマ<4506.T>がストップ高に買われ、フリービット<3843.T>、コナミグループ<9766.T>、明電舎<6508.T>も値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS


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