3日の米株式市場の概況、トランプ関税による景気への悪影響警戒しNYダウは続落


 3日の米株式市場で、NYダウは前日比122.75ドル安の4万4421.91ドルと続落した。2月1日にトランプ大統領によるカナダやメキシコ、中国に対する関税引き上げが決定されたことを受けて、貿易摩擦やそれに伴う米経済への影響が懸念され、週明けの米株式市場はリスクオフムードでスタート。NYダウの下げ幅は一時660ドルを超える場面があった。ただ、午前中にメキシコと関税発動が1カ月延期で合意したと伝わるとその後は下げ渋り、一時はプラスに転じる場面もあった。ただ、関税を巡り不透明な状況が続くなかで、引けにかけて売り戻しの動きもみられ、続落して引けた。アップル<AAPL>、マイクロソフト<MSFT>、エヌビディア<NVDA>が売られ、TSMC<TSM>も急落。アナリストによる投資判断引き下げが伝わったダナハー<DHR>、プロロジス<PLD>も安い。半面、ウォルマート<WMT>、ビザ<V>、マスターカード<MA>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>は買われ、エクソン・モービル<XOM>、プロクター・アンド・ギャンブル<PG>もしっかり。アナリストが投資判断を「買い」としたタレン・エナジー<TLN>、好決算発表のタイソンフーズ<TSN>も高い。

 一方、ナスダック総合指数も続落し、前日比235.487ポイント安の1万9391.955となった。トランプ関税による影響を警戒してテスラ<TSLA>が急落し、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、ブロードコム<AVGO>、クアルコム<QCOM>も下落。半面、メタ・プラットフォームズ<META>、コストコ・ホールセール<COST>、ネットフリックス<NFLX>は堅調。好決算発表のアイデックス・ラボラトリーズ<IDXX>も高い。

出所:MINKABU PRESS


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