外為サマリー:一時154円80銭台に下落、米国の対中関税発動でリスク回避の円買い


 4日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=155円25銭前後と前日の午後5時時点に比べて37銭程度のドル安・円高となっている。

 トランプ米大統領が米国時間3日、メキシコとカナダの輸入品に対する25%の関税発動開始の時期を1カ月延期することで両国首脳と合意した。これを受けてドルは主要通貨に対して売られて円高圧力を掛けた。一方、前日の株価急落を受けたリスク回避目的の円買いの巻き戻しの動きもあって、ドル円相場の下値は限られた。日本時間4日午後になると、米国が中国からの輸入品に対し、10%の追加関税を発動した。投資家のリスク強度が下向き、円買いの流れが強まった。中国も対抗措置として、米国からの輸入品に10日から最大15%の追加関税を課すと公表している。もっとも事前にトランプ米大統領は中国の習近平国家主席と会談する意向を示していた。会談を受けて米中が関税発動を取り下げるとの期待感もくすぶっており、ドル円は一時1ドル=154円80銭台まで下落した後は持ち直した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0293ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0069ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=159円80銭前後と同69銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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