外為サマリー:FRB副議長の発言を受け154円ラインを割り込む


 5日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=153円85銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円50銭弱のドル安・円高となっている。

 4日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円34銭前後と前日に比べて40銭程度のドル安・円高で取引を終えた。同日に発表された24年12月の米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が市場予想を下回ったことなどが影響し、一時154円17銭まで下押した。

 前日に米長期金利が低下したことによる日米金利差の縮小観測を背景に、この日の東京市場もドル売り・円買いが先行。厚生労働省が朝方公表した12月の毎月勤労統計調査で、物価変動の影響を除いた実質賃金が2カ月連続のプラスとなり、日銀の早期利上げを意識させる内容だったことが円買いにつながっている面もあるようだ。その後、米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン副議長が「中期的に金利は低下する可能性がある」などと述べたことが伝わるとドル売りが活発化し、ドル円相場は午前9時30分すぎに154円ラインを割り込んだ。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0378ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0070ドル弱のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=159円69銭前後と同50銭弱のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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