午前:債券サマリー 先物は伸び悩み、日銀の追加利上げ観測が重荷


 6日の債券市場で、先物中心限月3月限は伸び悩み。前日の米債券高を手掛かりとした買いは朝方で一巡し、その後は日銀による早期の追加利上げ観測から売りが優勢となった。

 5日に発表された米1月ISM非製造業景況感指数が市場予想を下回ったことを受け、同日の米長期債相場が続伸(金利は低下)した流れが東京市場に波及。国内債は前日まで軟調地合いが続いていた反動もあり、債券先物は朝方に140円52銭まで上伸する場面があった。ただ、日銀が早期に追加利上げに踏み切るとの思惑がくすぶっていることから買いは続かず。日銀の田村直樹審議委員が講演で「政策金利を25年度後半には少なくとも1%程度まで引き上げることが必要」との見解を示したことが伝えられると、先物は一時140円36銭と値を消した。なお、きょうは財務省による30年債入札が実施される。

 午前11時の先物3月限の終値は、前日比1銭高の140円38銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは朝方に一時1.275%に低下したが、その後は1.280%(前日比0.005%の低下)で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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