外為サマリー:152円30銭台に軟化、田村審議委員の発言を警戒


 6日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=152円35銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円00銭弱のドル安・円高となっている。

 5日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=152円61銭前後と前日に比べて1円70銭強のドル安・円高で取引を終えた。日銀による早期の追加利上げ観測に加え、同日に発表された米経済指標が市場予想を下回ったことなどから152円12銭まで下押す場面があった。

 ただ、その後は米シカゴ連銀のグールズビー総裁が関税によるインフレへの潜在的影響を警告したことからドルは下げ渋り、東京市場はこの流れを引き継ぐかたちでスタート。この日の時間外取引で米長期金利の低下が一服するなか、ドル円相場は一時152円70銭台まで値を戻した。とはいえ、きょうは日銀の田村直樹審議委員が長野県金融経済懇談会に出席する予定で、タカ派的な発言を警戒する投資家も多く、午前9時50分すぎには152円30銭台に押し戻された。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0397ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0005ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=158円42銭前後と同1円10銭弱のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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