米外為市場サマリー:日銀の早期利上げ観測などから一時152円10銭台に軟化


 5日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=152円61銭前後と前日に比べて1円70銭強のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=158円75銭前後と同1円45銭程度のユーロ安・円高だった。

 厚生労働省が5日発表した24年12月の毎月勤労統計調査で、物価変動の影響を除いた実質賃金が2カ月連続のプラスとなったことを受け、日銀の追加利上げ時期が早まるとの見方から円を買う動きが優勢だった。この日に米民間雇用サービス会社ADPが発表した1月の全米雇用リポートが強い内容となったことを手掛かりにドルが買われる場面もあったが、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した1月の米非製造業(サービス業)景況感指数が市場予想を下回ったことが分かると再びドル売りが流入。米長期金利が低下したことから日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いも入りやすく、ドル円相場は一時152円12銭まで下押した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0403ドル前後と前日に比べて0.0025ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS


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