東エレクは売り優勢、4~12月期は最終68%増益と過去最高を更新も警戒感くすぶる


 東京エレクトロン<8035.T>は大口の売りが先行しウリ気配でのスタートとなった。同社は6日取引終了後に25年3月期第3四半期(24年4~12月)決算を発表しており、売上高が前年同期比38%増の1兆7761億6600万円、最終利益は同68%増の4011億6700万円と大幅な伸びを達成し同期間の過去最高を更新した。25年3月期通期の見通しについては従来予想を据え置いており、売上高は前期比31%増の2兆4000億円、最終利益は同45%増の5260億円を見込んでいる。生成AI市場の急成長を背景に先端ロジックや広帯域メモリー向けなどハイスペック製品向け半導体製造装置の販売が好調に推移し、全体収益を押し上げている。25年の収益環境についてもAI向けで旺盛な需要を見込んでおり、先行きに対する過度な不安を払拭した。ただ、中国新興AI企業DeepSeek(ディープシーク)の低コストAIモデルを巡る先端AI用半導体の需要低減について、マーケットの警戒感はくすぶっており、投資家サイドの気迷いムードが足もとの株価動向に反映されている。

出所:MINKABU PRESS


本画面にて提供する情報について
本画面に掲載されている情報については、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドが配信業者です。
本サービスに関する著作権その他一切の知的財産権は、著作権を有する第三者に帰属します。情報についての、蓄積・編集加工・二次利用(第三者への提供等)・情報を閲覧している端末機以外への転載を禁じます。
提供する情報の内容に関しては万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切責任を負いかねます。
本サービスは、配信情報が適正である事を保証するものではありません。また、お客様は、本サービスを自らの判断と責任において利用するものとし、お客様もしくは第三者が本サービスに関する情報に基づいて判断された行動の結果、お客様または第三者が損害を被ることがあっても、各情報提供元に対して何ら請求、また苦情の申立てを行わないものとし、各情報提供元は一切の賠償の責を負わないものとします。
本サービスは予告なしに変更、停止または終了されることがあります。

本サービスを提供するのは金融商品取引業者である内藤証券株式会社 (加入協会:日本証券業協会 (一社)第二種金融商品取引業協会)(登録番号:近畿財務局長(金商)第24号)です。