7日の株式相場見通し=4日ぶり反落か、為替の円高加速を警戒


 7日の東京株式市場は買い手控えムードが広がるなか、日経平均は4日ぶりに反落しそうだ。外国為替市場で一段と円高が進んでおり、これを警戒する形で売りに押される地合いが想定される。前日は欧州株市場がほぼ全面高商状となった。英中銀が利下げを決めたことで市場センチメントが強気に傾き、そのなか独DAXは1.5%高に買われ3日続伸し、再び最高値街道に復帰している。しかし、米国株市場では週末7日に1月の米雇用統計発表を控えていることもあって、その結果を見極めたいとの思惑から様子見の地合いとなり、NYダウは3日ぶりに安く引けた。取引開始直後にダウは高く始まり史上最高値更新を視界に入れたが、その後はほぼ一貫して下値を切り下げる展開で、取引終盤に下げ渋ったものの120ドルあまり下落して取引を終えた。個別株では航空・宇宙関連のハネウェル<HON>が急落しダウの下落を助長した形となっている。ただ、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は根強い買いが入りプラス圏で着地した。東京市場では前日まで日経平均が3日続伸し終値で4日ぶりに3万9000円台を回復したが、きょうは為替動向を横にらみに神経質な地合いとなりそうだ。ドル・円相場は1ドル=151円台前半まで円が買われるなど足もと円高が加速している状況で、これが輸出セクターを中心に株価の上値を重くする材料となる。米雇用統計の発表前で積極的な買いも入りにくい。一方、為替動向を除けば下値を売り込むような悪材料は見当たらず、下げ幅は限定的なものにとどまりそうだ。

 6日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比125ドル65セント安の4万4747ドル63セントと3日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同99.661ポイント高の1万9791.991だった。

 日程面では、きょうは12月の家計調査、1月上中旬の貿易統計、12月の特定サービス産業動態統計、12月の景気動向指数速報値など。海外ではインド中銀の政策金利発表、1月の米雇用統計、12月の米卸売在庫・売上高、12月の米消費者信用残高、2月の米消費者態度指数(ミシガン大学調査・速報値)など。

出所:MINKABU PRESS


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