米外為市場サマリー:弱い米経済指標を受け一時151円20銭台に軟化


 6日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=151円41銭前後と前日に比べて1円20銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=157円27銭前後と同1円50銭弱のユーロ安・円高だった。

 この日に発表された前週分の米新規失業保険申請件数が前の週の改定値から増加したことや、24年10~12月期の米労働生産性指数で企業の賃金負担を示す単位労働コストの伸びが市場予想を下回ったことを受けてドル売り・円買いが先行した。また、日銀の田村直樹審議委員が講演で「政策金利を25年度後半には少なくとも1%程度まで引き上げることが必要」との見解を示し、早期の追加利上げ思惑が強まったことで円が買われやすいこともあり、一時151円24銭までドル安・円高が進んだ。その後は下げ渋る動きとなったものの、波乱要因となり得る米雇用統計の発表を7日に控えているとあって戻りは鈍かった。一方、英イングランド銀行(BOE)が2会合ぶりの利下げに踏み切ったことを受け、ポンド売り・ドル買いの流れがユーロ売り・ドル買いに波及した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0383ドル前後と前日に比べて0.0020ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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