午前:債券サマリー 先物は反落、日銀利上げ観測で長期金利1.280%に上昇


 7日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は反落した。前日の米国市場で長期債価格が下落(金利が上昇)し、円債に対しても売り圧力が掛かった。日銀の早期利上げ観測も重荷となった。

 英イングランド銀行(中央銀行)が0.25%の利下げを発表したことを受け、英10年債には買いが入ったが、価格上昇一服後は売りが出て、利回りは横ばい圏内にとどまった。米国では1月の米雇用統計の公表を控え、長期債には持ち高調整目的の売りが出た。こうしたなか、ベッセント米財務長官は米ブルームバーグ通信とのインタビューで、強いドル政策を続けると表明。一方で、他国が通貨を弱めることや、貿易操作をすることに対しては「望まない」と述べた。米国側の姿勢から、日銀は緩和的な政策を続けることが難しくなるとの見方も広がったようだ。

 日銀は7日、定例の国債買い入れオペを3本、通告した。対象は「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」、「同5年超10年以下」。オファー額は予定通りとなった。

 先物3月限は前営業日比27銭安の140円24銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.005ポイント高い1.280%に上昇した。

出所:MINKABU PRESS


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