米外為市場サマリー:米雇用統計発表後、一時152円40銭台に上昇するもドル買い続かず


 7日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=151円41銭前後と前日と同水準で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=156円38銭前後と同90銭程度のユーロ安・円高だった。

 この日に米労働省が発表した1月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比14万3000人増と前月から伸びが鈍化した半面、24年11月分と12月分が上方修正され、失業率は4.0%と12月の4.1%から低下した。また、平均時給が前月比0.5%増(12月は0.3%増)と伸びたこともあり、米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げ観測が後退するなか、ドル円相場は152円42銭まで上伸する場面があった。ただ、日銀による早期の追加利上げに対する思惑から円を買う動きもあり、その後はドルが軟化。トランプ米大統領が「海外の各国が米国製品に課しているのと同水準の関税を、それぞれの国の製品にかける措置を早ければ10日にも発表する」ことを明らかにし、米経済の悪化につながるとの見方が広がると、一時150円93銭と約2カ月ぶりのドル安・円高水準まで下押した。一方、トランプ関税への警戒感などからユーロが軟調だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0328ドル前後と前日に比べて0.0055ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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