午前:債券サマリー 先物は続落、買いが先行するも失速


 10日の債券市場で、先物中心限月3月限は続落。日米首脳会談を波乱なく通過した安心感から買いが先行したものの、日銀の追加利上げ観測などが重荷となり軟化した。

 「トランプ米大統領は9日に大統領専用機で記者団に対し、鉄鋼とアルミへの関税は全ての国からの輸入に適用されると発言した」と伝えられるなか、朝方にはリスク回避目的の債券買いもあったもよう。債券先物は寄り付き直後に140円17銭まで上伸する場面があった。ただ、関税引き上げで米国のインフレが再燃するとの見方もあり、先物は買い一巡後に失速。国内の賃金上昇が日銀の利上げを後押しするとの思惑が根強いこともあり、午前10時40分すぎには一時139円91銭まで軟化した。

 午前11時の先物3月限の終値は、前週末比9銭安の139円96銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.020%上昇の1.320%と13年10カ月ぶりの高水準で推移している。

出所:MINKABU PRESS


本画面にて提供する情報について
本画面に掲載されている情報については、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドが配信業者です。
本サービスに関する著作権その他一切の知的財産権は、著作権を有する第三者に帰属します。情報についての、蓄積・編集加工・二次利用(第三者への提供等)・情報を閲覧している端末機以外への転載を禁じます。
提供する情報の内容に関しては万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切責任を負いかねます。
本サービスは、配信情報が適正である事を保証するものではありません。また、お客様は、本サービスを自らの判断と責任において利用するものとし、お客様もしくは第三者が本サービスに関する情報に基づいて判断された行動の結果、お客様または第三者が損害を被ることがあっても、各情報提供元に対して何ら請求、また苦情の申立てを行わないものとし、各情報提供元は一切の賠償の責を負わないものとします。
本サービスは予告なしに変更、停止または終了されることがあります。

本サービスを提供するのは金融商品取引業者である内藤証券株式会社 (加入協会:日本証券業協会 (一社)第二種金融商品取引業協会)(登録番号:近畿財務局長(金商)第24号)です。