7日の米株式市場の概況、NYダウ444ドル安 インフレと関税懸念で


 7日の米株式市場で、NYダウは前日比444.23ドル安の4万4303.40ドルと続落した。ミシガン大学の2月米消費者態度指数とともに公表された1年後の予想インフレ率が4.3%に上昇し、利下げペースの鈍化懸念が強まった。トランプ米大統領が複数の国を相手とする相互関税について発表するとの観測も、投資家のリスク許容度を低下させた。1月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想を下回り、失業率は前月から低下した。年次改定の影響は市場の想定よりは小幅なものにとどまった。

 ナイキ<NKE>やウォルマート<WMT>、ハネウェル<HON>が下落し、ボーイング<BA>やホーム・デポ<HD>が軟調推移。スケッチャーズU.S.A.<SKX>とe.l.f.ビューティー<ELF>が急落した。一方、コカ・コーラ<KO>とシェブロン<CVX>がしっかり。USスチール<X>が買われ、ウーバー・テクノロジーズ<UBER>とクラウドフレア<NET>、ピンタレスト<PINS>が大幅高となった。

 ナスダック総合株価指数は268.589ポイント安の1万9523.402と4日ぶりに反落した。アップル<AAPL>やマイクロソフト<MSFT>、テスラ<TSLA>が冴えない展開。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>とアマゾン・ドット・コム<AMZN>が下値を探り、ウェブトゥーン・エンターテインメント<WBTN>が大幅安となった。半面、メタ・プラットフォームズ<META>とエヌビディア<NVDA>が上伸。エクスペディア・グループ<EXPE>が急騰した。

出所:MINKABU PRESS


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