米外為市場サマリー:米追加利下げ観測後退で一時152円60銭台に上伸


 11日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=152円49銭前後と前日と比べて50銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=158円01銭前後と同1円35銭程度のユーロ高・円安だった。

 トランプ米大統領は10日、鉄鋼・アルミニウム製品に対する25%の追加関税を全ての輸入品に適用するための大統領令に署名した。前週末7日には貿易相手国と同様の関税を課す相互関税の導入計画も示しており、関税が米インフレ加速につながるとの見方からドル買い・円売りが先行した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が11日、米連邦議会上院での議会証言で「利下げを急ぐ必要はない」との考えを改めて表明し、追加利下げ観測が後退したこともあり、ドル円相場は一時152円61銭まで上伸した。一方、イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のマン委員が11日に「依然として金融引き締め政策は必要」と述べたことからポンド買い・ドル売りが流入し、つれてユーロ買い・ドル売りが優勢となった流れが対円でのユーロ買いにつながった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0361ドル前後と前日に比べて0.0055ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS


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