小林製薬は急反落、今期経常減益予想を嫌気


 小林製薬<4967.T>が急反落した。前営業日の10日の取引終了後、24年12月期の連結決算発表にあわせ、25年12月期の業績・配当予想を開示した。今期の売上高は前期比3.3%増の1710億円、経常利益は同43.0%減の153億円を見込む。年間配当予想は同2円増配の104円としたものの、大幅な経常減益見通しを示したことが嫌気されたようだ。

 今期は国内外で大型設備投資を実施する予定で、国内の広告については第2四半期(4~6月)から再開する方針。23年12月期との比較では広告量は減らす予定としている。今期を最終年度とする中期経営計画に関しては、紅麹関連製品の回収事案の発生に伴い前提条件が大きく変化したことを受け、一旦取り下げる。同時に、構造改革の推進や新製品開発などを通じ、3年後に元の利益水準に戻す方針も示した。新たな中期計画の方向性は8月に公表する予定。24年12月期の売上高は前の期比4.5%減の1656億円、最終利益は製品回収関連損失の計上などがあって、同50.5%減の100億6700万円となった。

出所:MINKABU PRESS


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