外為サマリー:154円台前半で推移、対ユーロでのドル売りが影響


 13日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=154円17銭前後と前日の午後5時時点に比べて50銭弱のドル高・円安となっている。

 米労働省が12日公表した1月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る伸び率となり、同日のニューヨーク市場でドル円相場は一時154円80銭まで上伸した。ただ、この日の東京市場では円安による輸入物価の上昇が国内のインフレ上振れにつながるとの見方からドル買い・円売りの動きが後退。日銀が朝方発表した1月の企業物価上昇率が4%台に拡大し、日銀の追加利上げを後押しすると受け止められたこともあり、午前9時00分すぎに154円12銭まで伸び悩む場面があった。仲値(午前9時55分頃に決まる金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレート)に向けては持ち直したが、時間外取引で米長期金利の上昇が一服したことからドル買いは続かず。前日にトランプ米大統領とロシアのプーチン大統領との電話会談でウクライナでの戦争を終結させるための協議を開始することで合意したことが伝えられ、地政学リスクが和らいだことからユーロ買い・ドル売りが入りやすいことが対円でのドルの重さにつながり、午後は概ね154円台前半で推移した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0435ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0060ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=160円88銭前後と同1円40銭強のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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