米外為市場サマリー:米CPIの伸び加速を受け一時154円80銭まで上伸


 12日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円42銭前後と前日と比べて1円90銭強のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=160円33銭前後と同2円30銭強のユーロ高・円安だった。

 この日に米労働省が発表した1月の消費者物価指数(CPI)は、前月比の上昇率が0.5%と24年12月(0.4%)から伸びが加速し、食品とエネルギーを除くコアの前月比の上昇率も0.4%と12月の0.2%を上回った。米インフレ圧力の強さが示されたことから米連邦準備理事会(FRB)による早期の追加利下げ観測が一段と後退し、米長期金利が上昇するとともに日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りが流入。パウエルFRB議長が下院金融サービス委員会で「当面は引き続き制約的な政策を維持したい」などと述べたこともドルの支援材料となり、ドル円相場は一時154円80銭まで上伸した。一方、トランプ米大統領が自身のSNSで、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、ウクライナでの戦争を終結させるための協議を開始することで合意したことを明らかにしたことによりユーロが買われた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0383ドル前後と前日に比べて0.0020ドル強のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS


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