午後:債券サマリー 先物は小反発、5年債入札結果「やや弱め」で値を消す


 14日の債券市場で、先物中心限月3月限は小反発した。前日の米国市場で長期債価格が上昇(金利が低下)した流れを引き継ぎ、買いが先行した。午後に5年債入札の結果が伝わると、中期債に対する需要が思ったほど旺盛ではなかったとの受け止めが広がり、上げ幅を縮小した。

 財務省が入札を実施した新発5年債はクーポンが1%の大台に乗せた。一定の需要を集めるとの期待が広がっていたなかで、入札結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が3銭と、前回(1月14日)の1銭から拡大。応札倍率は3.52倍となり、前回の3.82倍を下回った。先物は取引開始直後の139円87銭を日中高値として伸び悩んだ後、午後に一時139円65銭とマイナスに転じる場面があった。

 前日の米国市場では1月の卸売物価指数(PPI)公表後に、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ停止期間が長期化するリスクが後退したとの見方が広がり、米長期金利は低下した。時間外取引ではおおむね横ばい圏内の動きとなった。

 先物3月限は前営業日比2銭高の139円70銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は横ばいの1.350%で推移。一時1.340%に低下した後は上昇圧力が掛かった。

出所:MINKABU PRESS


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