午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利1.385%に上昇


 17日の債券市場で、先物中心限月3月限は反落。内閣府が朝方発表した24年10~12月期の国内総生産(GDP)速報値が高い伸びとなり、日銀の追加利上げを意識した売りが優勢となった。

 10~12月期GDP速報値は、物価変動の影響を除いた実質が前期比で0.7%増、年率換算では2.8%増となった。3四半期連続のプラス成長となったことで、市場では金融政策の正常化を進める日銀にとって追い風になるとの見方が広がった。この日は財務省による利付国債の入札や日銀の国債買い入れオペといった需給面でのイベントがなかったほか、今晩は米国がプレジデントデーの祝日となることから押し目買いが入りにくく、早期の追加利上げを意識した売りに押される展開。19日に予定される高田創日銀審議委員の講演がタカ派的になるとの警戒感もあり、債券先物は午後2時20分ごろに一時139円32銭まで下押した。なお、あす18日には20年債の入札が予定されている。

 先物3月限の終値は、前週末比32銭安の139円38銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前週末比0.035%上昇の1.385%と14年10カ月ぶりの高水準で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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