19日の米株式市場の概況、NYダウ続伸 FOMC議事要旨公表受け金利に低下圧力


 19日の米株式市場では、NYダウが前日比71.25ドル高の4万4627.59ドルと続伸した。この日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、利下げを急がない姿勢が示された一方で、量的引き締め(QT)として進むバランスシート上の保有証券の償還による減少(ランオフ)に関し、一時停止もしくは減少ペースを鈍化させる必要性について議論があったことが明らかとなった。QTの停止に伴い債券需給が引き締まるとの見方から、米金利に低下圧力(債券価格に上昇圧力)が掛かり、株式相場を支援した。

 メルク<MRK>やユナイテッドヘルス・グループ<UNH>、ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>が買われ、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>やトラベラーズ<TRV>がしっかり。ヒムズ&ハーズ・ヘルス<HIMS>とグローバル・ブルー・グループ・ホールディング<GB>が急伸した。半面、ホーム・デポ<HD>やナイキ<NKE>が冴えない展開。ノーフォーク・サザン<NSC>やトール・ブラザーズ<TOL>が下値を探ったほか、アリスタ・ネットワークス<ANET>とハワード・ヒューズ・ホールディングス<HHH>が値を下げ、シフト4ペイメンツ<FOUR>とセラニーズ<CE>が急落した。

 ナスダック総合株価指数は14.992ポイント高の2万0056.253と5日続伸した。マイクロソフト<MSFT>とテスラ<TSLA>、アルファベット<GOOG>が上伸。テキサス・インスツルメンツ<TXN>やアナログ・デバイセズ<ADI>、マイクロチップ・テクノロジー<MCHP>が急伸した。一方、メタ・プラットフォームズ<META>が売られ、エヌビディア<NVDA>は小幅に下落。CSX<CSX>とケイデンス・デザイン・システムズ<CDNS>が軟調に推移し、ニコラ<NKLA>とバンブル<BMBL>が株価水準を切り下げた。

出所:MINKABU PRESS


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