<動意株・21日>(前引け)=フジプレアム、HPCシス、クロスキャト


 フジプレアム<4237.T>=物色人気集中。一気に75日線から上放れる。光学フィルターの大手で、独自の精密貼合技術を生かしディスプレーパネル関連分野などで優位性を発揮するほか、OEM供給を主軸に太陽電池分野でも実績が高い。ペロブスカイト太陽電池についても早くから研究開発を進展させている。そうしたなか、20日取引終了後に世界初のペロブスカイト太陽電池セル専用製造ラインを完成させたサウレ社製品の独占販売権を持つエイチ・アイ・エス<9603.T>との協業に着手することを発表。ペロブスカイト太陽電池の製品開発を加速する構えをみせており、これが強く株価を刺激する格好となった。

 HPCシステムズ<6597.T>=切り返し急。20日の取引終了後、エヌビディア<NVDA>の最新AI半導体「ブラックウェル」を搭載したGPU(画像処理半導体)サーバーを中核として、ローカルLLM(大規模言語モデル)環境の導入・運用をワンストップで実現するソリューションの提供を開始したと発表。今後の収益貢献を見込んだ買いが入ったようだ。ブラックウェルアーキテクチャに基づく「NVIDIA HGX B200」を8基搭載したGPUサーバーを提供するほか、大容量メモリーにより現在最大級のLLMの動作も可能にする。ソフトウェアを完備しサポート体制も整えた。

 クロスキャット<2307.T>=急動意。20日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を156億円から161億円(前期比7.8%増)へ、営業利益を15億8000万円から17億5000万円(同15.1%増)へ上方修正すると発表。配当予想も28円から31円(前期28円)に増額しており、これを好感した買いが集まっている。コア事業である金融、官公庁・自治体・公共企業向けの案件が好調に推移し、売上高が計画を上回る見通しとなったため。効率的な販売管理活動に努めたことも利益面で寄与する見込み。

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出所:MINKABU PRESS


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