「地方銀行」が７位にランクイン、日銀による追加利上げへの思惑で高い関心持続＜注目テーマ＞

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　みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「地方銀行」が７位にランクインし高い関心度を維持している。

　日銀による追加利上げ観測が高い関心度の背景にあるようだ。日銀の植田和男総裁は２０日、石破茂首相と会談した。会談終了後、植田総裁は記者団に対して「金融・経済動向に関する一般的な意見交換だ」と述べたが、物価高などを背景に日銀が追加利上げに動くとの思惑は依然根強い。また、２１日に発表された全国消費者物価指数で、生鮮食品を除く総合が前年同月比３．２％上昇と市場予想の３．１％を上回った。予想の上振れは織り込み済みとの見方がある一方、追加利上げを後押しするとの見方も強く、利上げが一段と意識される状況下にある。

　地方銀行はメガバンクに比べ金利ビジネスへの依存度が相対的に高いことから、金利上昇局面では収益への影響が大きく、これが「地方銀行」がテーマとして注目される要因となっている。また、インバウンドで地方企業が潤えば、地方銀行の収益環境も改善が期待できることもプラスに働く。この日は、コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186.T>、千葉銀行<8331.T>、しずおかフィナンシャルグループ<5831.T>、京都フィナンシャルグループ<5844.T>などが堅調な動きとなっている。

出所：MINKABU PRESS