午後:債券サマリー 先物は大幅続伸、流動性供給入札「弱め」も影響限定的


 25日の債券市場で、先物中心限月3月限は大幅続伸。前週末の日銀総裁発言を手掛かりとした買いが続いたほか、米長期金利の低下が国内債の支援材料となった。

 日銀の植田和男総裁が21日の衆院予算委員会で、「長期金利が急激に上昇するという例外的な状況になれば、機動的に国債買い入れ増額などを実施する」と述べたことで、国債買い入れオペ増額の可能性が意識されている様子。また、24日に実施された米2年債入札が堅調な結果となり、同日に米長期金利が一時4.38%と約2カ月ぶりの水準に低下したことも追い風となった。日経平均株価の下落を受けて投資家のリスクオフ姿勢が強まったことも債券買いを促し、先物は午前10時20分ごろに一時139円99銭まで上伸した。その後、この日に実施された流動性供給入札(対象:残存期間15.5年超39年未満)が弱めの結果となったことから伸び悩む場面もみられたが、時間外取引で米長期金利が水準を切り下げたことを支えに再び買いが優勢となった。

 先物3月限の終値は、前週末21日に比べて42銭高の139円66銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前週末比0.040%低下の1.380%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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