外為サマリー:149円30銭台で推移、日銀利上げ観測が上値圧迫


 27日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=149円34銭前後と26日の午後5時時点に比べて19銭程度のドル安・円高となっている。

 トランプ米政権が欧州連合(EU)に対する関税を近く発表する意向を示した。これを受けたドル買い・円安の動きが出たほか、月末を控えた実需によるドル買い需要も加わって、午前中にドル円相場は1ドル=149円40銭台まで上昇したものの、一段と上値を追う姿勢は限られた。財務省の三村淳財務官が20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が開かれる南アフリカのケープタウンで記者団に対し、日銀の今後の金融政策に関する市場と三村財務官自身の認識には齟齬(そご)はない、と述べた。日銀の追加利上げ観測を強める形となり、日本の長期金利は1.4%台に上昇した。日米金利差が縮小に向かうとの見方はドル売り・円買いを誘う要因となり、ドル円相場には圧迫要因となった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0465ドル前後と26日の午後5時時点に比べて0.0028ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=156円29銭前後と同63銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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