米外為市場サマリー:米物価上昇圧力が意識され一時150円10銭台に上伸


 27日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円81銭前後と前日と比べて70銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=155円79銭前後と同55銭程度のユーロ安・円高だった。

 この日にトランプ米大統領が自身のSNSに、カナダとメキシコからの輸入品に予定通り関税を課す考えを改めて示したことで、米国内のインフレ圧力が高まるとの見方からドル買いが先行。同日に発表された24年10~12月期の米実質国内総生産(GDP)改定値で、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア個人消費支出(PCE)価格指数が速報値から上方修正されたこともあり、ドル円相場は一時150円16銭まで上伸した。ただ、米ハイテク株安を背景に投資家のリスク回避姿勢が強まったことからドルは伸び悩み。日銀の追加利上げ観測が依然として根強いことも重荷となった。一方、トランプ関税が世界経済に与える悪影響が懸念されるなか、ユーロが対ドルや対円で軟調だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0398ドル前後と前日に比べて0.0090ドル弱のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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