27日の米株式市場の概況、景気減速懸念でNYダウ続落 エヌビディア大幅安


 27日の米株式市場では、NYダウが前日比193.62ドル安の4万3239.50ドルと続落した。トランプ米大統領は3月4日にメキシコとカナダからの輸入品に関税を課す方針を表明した。中国には更に10%の関税を追加で発動する意向も示し、投資家心理を悪化させた。エヌビディア<NVDA>は前の日の決算発表後の時間外取引では底堅く推移していたが、利益率の低下見通しに対して次第に投資家の視点が向かうようになり、27日は大幅安となった。週間の新規失業保険申請件数が予想を上回って増加したことも米国景気の減速懸念を広げ、株式相場の重荷となった。

 セールスフォース<CRM>やナイキ<NKE>、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>が軟調推移。オラクル<ORCL>やC3・ai<AI>、バス&ボディ・ワークス<BBWI>が大幅安となった。一方、トラベラーズ<TRV>やマクドナルド<MCD>が買われ、スリーエム<MMM>が堅調。ヒューマナ<HUM>が値を上げ、スノーフレイク<SNOW>が大幅高となった。

 ナスダック総合株価指数は530.844ポイント安の1万8544.419と大幅反落。アルファベット<GOOG>やテスラ<TSLA>、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が売られ、メタ・プラットフォームズ<META>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>が冴えない展開。ブロードコム<AVGO>やマーベル・テクノロジー・グループ<MRVL>、マイクロン・テクノロジー<MU>が売りを浴び、イーベイ<EBAY>とモデルナ<MRNA>が急落した。一方、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>やギリアド・サイエンシズ<GILD>、スターバックス<SBUX>がしっかり。ワーナー・ブラザース・ディスカバリー<WBD>が水準を切り上げ、ニュータニックス<NTNX>が急伸した。

出所:MINKABU PRESS


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