米外為市場サマリー:日銀追加利上げ観測強まり一時147円30銭台に軟化


 6日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円98銭前後と前日と比べて90銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=159円60銭前後と同1円00銭強のユーロ安・円高だった。

 日本最大の労働組合の全国組織である連合は6日、25年春季労使交渉(春闘)で要求する平均賃上げ率が6.09%と32年ぶりの高水準となったことを明らかにし、日銀の追加利上げ観測が強まったことから円を買う動きが優勢だった。この日に米調査会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスが発表した調査で、米企業や政府機関が2月に公表した人員削減計画が前月から大きく増加したことが分かるとドル売りが流入し、ドル円相場は一時147円32銭と約5カ月ぶりの水準をつけた。その後はトランプ米政権がカナダとメキシコに対する追加関税を巡って猶予措置を打ち出したことなどを手掛かりに下げ渋ったが、2月の米雇用統計の発表を7日に控えていることから戻りは限定的だった。一方、欧州中央銀行(ECB)は6日の理事会で市場の予想通り0.25%の利下げを決め、ラガルドECB総裁は記者会見で利下げ中断の可能性に言及したことで、ユーロが買われる場面があったものの徐々に上値が重くなった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0785ドル前後と前日に比べて0.0004ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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