7日の米株式市場の概況、NYダウ222ドル高 パウエル議長講演受け買い戻し


 7日の米株式市場では、NYダウが前日比222.64ドル高の4万2801.72ドルと反発した。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が同日の講演で、米国経済について堅調なペースで成長しているとの見方を示した。米国の景気減速懸念を和らげる結果となり、主力株の一角に買い戻しが入った。朝方発表の2月の米雇用統計で、非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想を下回り、失業率が上昇したことは、株式相場を圧迫する要因となった。

 キャタピラー<CAT>やマクドナルド<MCD>、シェブロン<CVX>が買われ、アムジェン<AMGN>がしっかり。ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>とIBM<IBM>が株価水準を大きく切り上げ、ギャップ<GAP>が急伸した。半面、ボーイング<BA>が売られ、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>とJPモルガン・チェース<JPM>が軟調推移。ウォルマート<WMT>とイーライ・リリー<LLY>が下値を探り、ビッグベア.ai ホールディングス<BBAI>とサムサ―ラ<IOT>が大幅安となった。
 
 ナスダック総合株価指数は126.966ポイント高の1万8196.221と反発した。アップル<AAPL>やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>、エヌビディア<NVDA>が上伸し、ブロードコム<AVGO>とマイクロン・テクノロジー<MU>が大幅高となった。一方、テスラ<TSLA>とネットフリックス<NFLX>が冴えない展開。コストコ・ホールセール<COST>とインテュイティブ・サージカル<ISRG>が値を下げ、クラウドストライク・ホールディングス<CRWD>とマイクロストラテジー<MSTR>が安い。

出所:MINKABU PRESS


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