外為サマリー:一時146円50銭台に軟化、リスク回避姿勢強まり5カ月ぶり円高水準


 11日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=146円74銭前後と前日の午後5時時点に比べて84銭程度のドル安・円高となっている。

 トランプ米大統領が9日放送のFOXニュースのインタビューで米国の景気後退の可能性を明確に否定しなかったことを受け、週明け10日の米株式市場でNYダウは急落し、ナスダック総合株価指数は4%安となった。投資家のリスク回避ムードが強まるなかで、安全資産とされる米国債を選好する姿勢が強まり、米金利は低下(債券価格は上昇)した。11日の東京市場では、米株安に追従する形で日経平均株価が急落した。米国の景気後退に対する懸念を背景に質への逃避が続き、円を買い入れる動きが広がった。ドル円相場は一時1ドル=146円50銭台まで軟化。昨年10月以来、5カ月ぶりのドル安・円高水準をつけた。

 11日の朝方に内閣府が発表した24年10~12月期の実質国内総生産(GDP)改定値は年率換算で前期比2.2%増となった。1次速報値の2.8%増から下方修正される形となった。公表後に市場はドル買い・円売りで反応。一時147円10銭近辺まで上伸する場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0851ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0029ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=159円25銭前後と同47銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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