11日の米株式市場の概況、NYダウ続落 米関税政策巡り振幅


 11日の米株式市場では、NYダウが前日比478.23ドル安の4万1433.48ドルと続落した。トランプ米大統領がカナダからの鉄鋼とアルミニウムへの関税を引き上げると表明したことを受けて投資家心理が下向き、NYダウの下げ幅は一時700ドルを超えた。その後、カナダ側が米国への電力に対する追加料金を課さない方針が伝わると、米国の強硬姿勢が和らぐとの見方が広がり、買い戻しが入った。

 ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>が売られ、ウォルト・ディズニー<DIS>やマクドナルド<MCD>、ナイキ<NKE>が軟調推移。AT&T<T>とオラクル<ORCL>が株価水準を切り下げ、デルタ・エア・ラインズ<DAL>やコールズ<KSS>が急落。アサナ<ASAN>やレッドワイヤー<RDW>が安い。半面、ボーイング<BA>やユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が上伸し、ベイル・リゾーツ<MTN>とサウスウエスト・エアラインズ<LUV>が大幅高となった。

 ナスダック総合株価指数は32.226ポイント安の1万7436.095と小幅続落。アップル<AAPL>やアルファベット<GOOG>が値を下げ、エアビーアンドビー<ABNB>やバイオジェン<BIIB>、ペイチェックス<PAYX>が下値を模索。テキサス・インスツルメンツ<TXN>やスカイワークス・ソリューションズ<SWKS>が大幅安となった。一方、メタ・プラットフォームズ<META>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>がしっかり。テスラ<TSLA>が反発し、エヌビディア<NVDA>やブロードコム<AVGO>が買われ、クラウドストライク・ホールディングス<CRWD>が急伸した。

出所:MINKABU PRESS


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