楽天銀が上場来高値更新、国内金利の上昇機運強まりネット銀に預金獲得力着目の買い◇


 楽天銀行<5838.T>が続急伸し上場来高値を更新した。住信SBIネット銀行<7163.T>も大幅高となっている。11日の米国市場では、米国が示した30日間の停戦案をウクライナが受け入れたことで地政学リスクが後退したとの見方が広がり、安全資産の国債が売られ米長期金利は上昇した。日本国内では12日、日銀の植田和男総裁が衆院財務金融委員会に出席し、日本の長期金利に関し、「市場の見方とわれわれの見方に大きな齟齬はない」と発言。日銀が追加利上げに踏み切るとの思惑が広がった。国内長期金利の上昇期待が強まり、利ザヤ改善期待から銀行株を選好する姿勢が広がっている。なかでもネット銀は業務コストが相対的に低く、預金獲得力を強みとしており、利益獲得の原資をネット上で集めて貸し出しに回すことなどを通じ、地銀と比べて収益を拡大しやすい事業構造にあるとされる。楽天銀に対しては直近で外資系証券会社の目標株価引き上げもあった。これらを背景に全体相場の調整に一服感が出たなかで、ネット銀大手2社の株式に買い向かう姿勢が強まったようだ。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS


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