Kudanが後場急落、25年3月期業績予想を赤字幅拡大へ下方修正


 Kudan<4425.T>が後場終盤になって急伸し、一時前日比120円(7.7%)高の1670円に買われる場面があった。午後3時ごろに多様な産業向けサービスを提供するグローバル企業と戦略的パートナーシップを締結したと発表しており、これを好感した買いが流入した。

 今回締結した提携は、KudanのAI技術とパートナー企業の産業デジタル化に関する専門知識を組み合わせることで、エンドツーエンドのデジタルツインソリューションを提供することを目指すもの。これにより業務フローの最適化やデータの精度向上、長期的なデジタルトランスフォーメーション戦略の基盤構築が可能になるという。なお、相手先の詳細は非開示としており、25年3月期業績への影響は軽微としている。

 ただ買い一巡後は、株価は一転して急落した。同時に25年3月期の連結業績予想について、売上高を7億円から5億~5億5000万円(前期比2.0~12.2%増)へ、営業損益を4億3000万円の赤字から8億5000万円の赤字~8億2000万円の赤字(前期5億2700万円の赤字)へ下方修正したことが嫌気されている。ロボティクス領域における市場成長や顧客製品の普及が想定よりも遅れ、製品ライセンス及びソリューション化の販売拡大が大幅に遅延しているほか、デジタルツイン領域でも欧州の新エネルギー設備向けソリューションに関する公共施策の調整により売り上げ遅延が発生していることが要因。また、研究開発及び人材投資の拡大によりコストが膨らんだことも響くとしている。

出所:MINKABU PRESS


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