<動意株・12日>(前引け)=トゥルーD、ReYuu、リボミック


 True Data<4416.T>=3日ぶり反発。小売関連企業に消費者のビッグデータ分析を提供しており、25年3月期はトップラインが2ケタの伸びで、営業6割増益を見込むなど好調。そうしたなか、11日取引終了後、Hakuhodo DY ONE(東京都港区)と購買データを活用したブランドマーケティング支援サービス「WISE Ads BrandBooster」の提供を開始することを発表、これによる収益寄与を期待した買いを引き寄せている。株価は今週に入り下げ足を強めたが、75日移動平均線との上方カイ離解消に伴い押し目買いが入りやすくなっていた。時価総額50億円未満の小型株で、株式需給面ではここにきて信用買い残の整理が進んだことも上値を軽くしている。

 ReYuu Japan<9425.T>=大幅に3日続伸。同社は11日取引終了後、25年10月期第1四半期(24年11月~25年1月)の単独決算を発表。営業損益が400万円の赤字(前年同期は3200万円の赤字)に縮小したことが買い手掛かりとなっているようだ。売上高は前年同期比11.0%増の13億8200万円で着地。リユースモバイル市場の拡大を背景に、中古モバイル端末の販売台数や売り上げが前年同期に比べて増加したほか、販管費を削減したことが奏功した。なお、通期業績予想については未定としている。

 リボミック<4591.T>=動兆しきり。同社は東京大学発の創薬ベンチャーでリボ核酸(RNA)を使った分子ターゲット薬(アプタマー薬)の開発を行っている。株価は100円台近辺でもみ合いを続けてきたが、にわかに動兆をみせている。11日取引終了後、味の素<2802.T>との共同研究開発に伴う抗体Fc領域融合を用いた動態延長技術の開発と核酸アプタマーと免疫グロブリンのFc領域とのコンジュゲート及びその血中半減期延長に関する特許を出願したことを発表、これを材料視する買いを呼び込んでいる。今回特許出願された技術は、従来のポリエチレングリコール(PEG)修飾技術に代わり、核酸アプタマーを用いた次世代医薬品の薬物動態を画期的に向上させる可能性があり、同社ではこの技術によって核酸アプタマーが抗体医薬と同等な血中滞留性を獲得できれば、アプタマー医薬品開発の飛躍的な発展が期待できるとの認識を示している。

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出所:MINKABU PRESS


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