「核融合発電」が19位にランクイン、核融合にAI活用で実用化への期待高まる<注目テーマ>


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 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「核融合発電」が19位にランクインしている。

 量子科学技術研究開発機構(千葉市稲毛区、QST)と日本電信電話<9432.T>が17日、世界で初めて大型核融合装置のプラズマ閉じ込め磁場に適用するAI予測手法を確立したと発表した。

 核融合発電とは、原子核同士を融合させてエネルギーを取り出す発電のこと。燃料となる重水素は海水中に豊富に存在することから、ウランやプルトニウムなどの放射性物質を使わずに、環境への負荷もコストも低い発電方法といわれている。また、核分裂で起こる連鎖反応がないため、暴走による深刻な事故が発生する可能性もない安全なエネルギーとされている。

 核融合発電は燃料となる水素を1億度以上に加熱し、高速で不規則に運動をするプラズマ状態に変化させてこれを維持することで核融合エネルギーを生み出すが、プラズマは不安定であり、連続的に核融合反応を起こすには発生したプラズマを磁力で長時間安定して維持することが必要だった。これまでは、高速で状態が変化するプラズマを予測するには、計算量の大きな複雑な方程式を解く操作を段階的に行わなくてはならないことが課題だったが、今回確立された技術により、プラズマ内部の電流や圧力の分布まで複数の制御量をリアルタイムに制御できる見通しであり、核融合発電の実用化に向けた大きな進展として注目されている。

 核融合発電のテーマに関してはまだ期待先行であり、助川電気工業<7711.T>など中小型株が注目されることが多い。なお、前述のNTTは冴えない動きとなっている。

出所:MINKABU PRESS


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