午前:債券サマリー 先物は続落、リスクオン地合いで売り優勢


 25日の債券市場で、先物中心限月6月限は続落。トランプ米政権の関税政策に対する過度な懸念が和らぎ、リスクオンの地合いとなったことから安全資産とされる債券は売りが優勢だった。

 トランプ米大統領は24日の記者会見で、多くの国を関税免除の対象とする可能性があるとの考えを示した。これを受けて関税政策などで米景気の減速感が強まることへの警戒が薄まり、前日の米長期債相場が続落(金利は上昇)した流れが東京市場に波及。日銀が朝方発表した1月23~24日開催分の金融政策決定会合の議事要旨で、ある委員が「経済・物価が見通しに沿って推移していくならば、2025年度後半に1%程度という水準を念頭に置き、そこに向けて政策金利を引き上げていくことが望ましい」との見方を示したことが明らかとなり、追加利上げが改めて意識されたことも相場の重荷となった。なお、きょうは財務省による流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)が実施される。

 午前11時の先物6月限の終値は、前日比35銭安の137円49銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.035%上昇の1.570%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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